球体の中をオートバイが走り回るオートバイショー=10月、埼玉県川口市(桑原晶子撮影) 球体の中、縦横に走り回る ブーン、ブーンとエンジン音が響き、オートバイが現れ、照明のついた大きな球体の中に入っていく。木下大サーカスでもおなじみのオートバイショー。3台同時に走行するのが見どころだ。 球体の中のオートバイは、内壁をぐるぐると水平、垂直方向に走り回る。3台が入ると、2台は並んで水平、もう1台は垂直に走る。衝突しないよう、絶妙のタイミングで回る。「速度を一定に保つことが大事。相方の音や位置に気を付けながらやっている」と話すのは、出演者の1人、高原謙慈さん(36)。ベテランの高原さんも、練習を始めたころは目が回って酔ってしまうこともあったという。迫力の音とオイルのにおいが漂う中「ぶつかるかもしれない、とハラハラしながら見てほしい」と話した。 ◇ ◇ 「木下大サーカス沖縄公演」は12月1日(土