優しい気持ちになれるラストが、最高!! あまり文章で、「ここが素晴らしくてあーだこーだ」と書かれるのは、著者の五味さんは望んでいないのかもしれません。(芸術肌で、直感的に描かれているような印象を受けますので。) しかし、私は強くおすすめしますよ! 主人公のおっちょこちょいサンタさんは、窓の外から見えた様子を勘違いして、「一見すると間違っているプレゼント」を渡してしまうんですね。 しかし、このストーリーのラストは、とーっても優しいし平和! 「トラブルを起こした原因を突き止めて、正しい方向に直す」とか、「問題の張本人に過ちを認めさせて、プレゼントを渡しなおす」とか、「これが正解だ!」という展開がないんです。 子ども向け番組(とか、モヤモヤをスッキリさせたい系のバラエティ番組)には、そういう「完全懲悪」的なものが度々見られるんですが、それがありません。 「おっ!意外なプレゼントが届いたけど、これ