小学校の夏休みの宿題の定番となっている読書感想文。苦手意識を持つ子どもも多く、書き方を指南する本や塾の講座も目立つ。今夏、感想文の「書き方マニュアル」を配布した小学校があり、その詳細な内容をめぐってSNSで賛否両論の意見が飛び交った。感想文の指導はどうあるべきなのか。 「これに従順にならえば恐ろしく画一的な感想文がいっせいに提出されることでしょう。ここに一体どんな教育的効果が?」 8月7日、衆院議員の堀内照文氏(43)はツイッターに、小学校で配布された読書感想文の書き方マニュアルの写真を投稿し、つぶやいた。 「読書感想文を書いてみよう」と題されたマニュアルはA4判1枚。童話「シンデレラ」を例に、書き出しでは小説の一部を抜き出す▽抜き出した部分について自分の考えを書く▽本を選んだきっかけ、読み始めたときの感想を書く▽自分の体験を書く▽書き出しの部分に戻る▽その本を読んで、自分がどう変わったか