ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (23)

  • 営業セミナーをたくさん受けてわかったこと。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は営業二課長。今年は「若手、新人営業部員に受けさせるセミナーを事前確認する」という名目で、20回ほどの営業開発セミナーを受けさせられた。振り返ってみると、それぞれのセミナーで見せ方は違うが言っていることはほとんど同じであったので後世のために特徴や言葉をメモしておく。 1「意識を変えれば今この瞬間から変えられる」と言う。大前提。この一言がないとセミナー商法が成立しないのだろう。 2「営業に能力は必要ない」→「学歴ない講師のサクセスストーリー」のコンボ。みんな成長ストーリーが大好きだ。 3「大事なのはアウトプットではなくインプット」と訴える。ドヤ顔で。アウトプットとインプットどちらが大事だと思いますか?と景品クイズのような質問で聞き手の自尊心をくすぐるパターンもあり。 4「脱営業」をぶち上げる。セールスではなくコンサルタント的な立場で客と話すのが大事だそうです。 5「失敗を恐れない」と言う。

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  • 自死遺族の生き方 - Everything you've ever Dreamed

    僕が迷子になったとき「死んだオヤジが連れて行ってしまった」なんてオカルトじみたことを言ったのは父である。迷子になったのは昭和52年師走、横浜駅。当時3歳。もっとも当事者の僕にその記憶はなく、ずっと後、中学生になってから母から聞かされたのだ。そのとき3歳の僕をなかなか見つけることが出来ず父と母は最悪の事態も覚悟したらしい。父は極めて楽観的で楽しい人なのだが、同時に諦めも早い人で、その前年に亡くなった祖父を持ち出して「オヤジが連れて行ってしまった」と母に話したらしい。 当時、父が祖父のことでキズつき疲れていたのは想像に難くない。祖父の遺体は海で見つかったと聞かされている。姿が見えなくなってから富山県高岡の海岸で見つかるまで一週間かかったとも。祖父は何も語らずに死んでしまった。いつだって肝心なことは言葉にされないまま終わる。そういうものなのだろう。僕が迷子になったのはその直後だ。 「オヤジが連れ

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  • クリスマスには真青なバレンティンを - Everything you've ever Dreamed

    結婚して三度目のクリスマスを記念してに真珠のネックレスをプレゼントした。行いがよかったのだろう、翌朝、目が覚めると六年ぶりに男性機能が復活していた。 北京、バンクーバー、ロンドン。既に3つの五輪を通過していた。六年。長い時間だ。とっくに諦めていた。それが突然目覚めた。みなぎった。みなぎっているよカウボーイ。その勇姿を網膜に焼き付けたい。布団の上で横になったまま掛け布団をはいでズボンとパンツをおろした僕は、その円と線で構成された仁徳天皇陵を想わせる神々しいフォルムに思わず「ジーザス…」と呟いていた。 窓から差し込んでいた朝の日差しがみなぎっているカウボーイを照らしていた。長く伸びた影を従える姿は日時計の王。王は威風堂々と午前7時を示す。歓喜と寒気に震えながら僕はを呼んだ。返事はなく、僕はが実家に帰っているのを思い出す。節分、七夕、クリスマス。季節イベントになると義父は決まって風邪をこじ

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