誰かが苦しみや悲しみに向かい合っているとき、その人が自分にとって大切な人であればあるほど、何かしてあげたい、力になりたいと思います。 できれば話を聞きたいし、手伝えることがあるならそうしたい。それは自分の手で相手の苦痛をやわらげ、笑顔になってほしいと願うからなのですが、もしかしてこれは自己満足ではないだろうか、と思うことがあります。 自分の無力さを認めるのは難しい 誰かの手助けをしたり、自分の行動が役に立つのは嬉しいことです。存在が認められたという気持ちにもなるし、自信にもつながる。誰かが喜んでくれれば、もっともっと、と頑張りたくなる。 では、もしもその相手が「あなたに出来ることは何も無い。放っておいて欲しい」と自分が差し伸べた手を拒否したとしたら? 「人が親身になっているのに!」と気分を悪くするでしょうか? 「恩知らずなやつだ!」と逆に相手を批判するでしょうか? わたしは自分の中にそう感