神戸が来季の新監督候補として、鹿島でリーグ3連覇を達成したブラジル人のオズワルド・オリベイラ氏(63)と交渉していることが29日、分かった。当初は柏を退団するネルシーニョ監督(64)に一本化していたが、条件面などで交渉が難航。オリベイラ氏に方向転換して、水面下で話し合いが進んでいる。中東のクラブもオファーを出している模様で、今後はマネーゲームに発展する可能性もある。 現在は9位ながら、今季は上位争いを繰り広げる位置にもつけた。安達監督の今季限りでの退団は既定路線。クラブ初のタイトル獲得へ、実績ある監督候補を複数リストアップ。11年まで5シーズン鹿島を率いたオリベイラ氏は、07~09年に3連覇を達成。最近はボタフォゴ、サントスなどの名門を率いていた。獲得の実現性は薄いものの、神戸は12年まで在籍したW杯日本代表で川崎FのFW大久保嘉人(32)にも復帰オファーを出した。