ドイツ代表のMFミヒャエル・バラックがふくらはぎの治療を受け、29日に行われるUEFA EURO 2008(TM)決勝のスペイン戦を欠場する可能性が出てきた。 練習不参加 ドイツの主将も務めるバラックは、27日に行われたキャンプ地のテネーロでの最終練習に不参加。決勝の会場エルンスト・ハッペル・シュタディオンで行われた28日の前日練習にも加わらなかった。ヨアヒム・レブ監督は「筋肉が張っている。回復は様子を見なければ分からない。決勝に間に合うようメディカルスタッフは懸命に治療を続けている」と説明した。 代役選手 バラックは、2002年FIFAワールドカップ決勝も出場停止処分で欠場している。レブ監督は、バラックが欠場する場合、ティム・ボロウスキかバスティアン・シュバインシュタイガーにバラックの役割を任せると明らかにした。「バラックはチームの主将であり、非常に重要な選手だ。しかし、出場できない状態

ドイツ代表DFフィリップ・ラームは、UEFA EURO 2008(TM)の中でも特に重要なポーランドとのグループB初戦に備えるチームで、自分の声が「重みを増した」ことを誇りに感じている。 「貴重な経験」 FCバイエルン・ミュンヘンに所属するラームは、2006年FIFAワールドカップからの2年間で、精神的にも成長と感じている。そして苦労して得たこの自信を、8日にクラーゲンフルトで迎える大会初戦の勝利を目指すドイツに、役立てたいと考えている。「ワールドカップのことは頭から消え、ついにEUROの開幕が迫ってきた」と24歳の左SBは語る。「当然、勝利でスタートすることが重要だ。前回のワールドカップは、プロになってからわずか3年で迎えた。それから2年間、ミュンヘンで多くの貴重な経験を積んできた。このチームでも、自分の声が重みを増した」 ワールドカップで活躍 2006年のワールドカップでは、コスタリカ

ドイツ代表GKイェンス･レーマン（38）がVfBシュツットガルトと1年契約を結び、UEFA EURO 2008(TM)終了後にブンデスリーガに復帰することになった。 フリートランスファー レーマンは5シーズン過ごしたアーセナルFCを、移籍金なしで退団する。アーセナルでは、マヌエル・アルムニアにレギュラーの座を奪われており、EUROに臨むドイツ代表に合流する前からシュツットガルトへの移籍が取りざたされていた。2006年UEFAクラブ・フットボール・アワードで最優秀GKに選ばれたレーマンは次のように話した。「シュツットガルト関係者との話し合いは、最初からとてもいい感じだった。来シーズン、ブンデスリーガに戻り、シュツットガルトでプレーするのを楽しみにしている」 第一候補 レーマンは短期間のACミラン在籍を挟んで、FCシャルケ04とボルシア･ドルトムントでプレーし、ブンデスリーガ329試合2得点を

イタリア代表の主将ファビオ・カンナバーロ（34）が2日、オーストリアのキャンプ地、メドリングでの初日の練習で左足首の靭帯（じんたい）を断裂し、UEFA EURO 2008（TM）本大会を欠場することになった。ロベルト・ドナドーニ監督は、代役としてACFフィオレンティーナのアレッサンドロ・ガンベリーニ（26）を追加招集した。 キエリーニのタックル レアル･マドリーCFのCBカンナバーロは、DFジョルジョ・キエリーニのタックルを受けて負傷し、すぐに担架で運び出された。イタリア代表のチームドクター、パオロ・ゼッピッリ氏は「軽傷とは思えない」と話していたが、その後の病院での検査で重傷であることが判明した。カンナバーロはイタリア代表で通算116キャップを獲得。2006年FIFAワールドカップ優勝時にはチームの主将も務めた。 代役にガンベリーニ 代役として招集されたガンベリーニは、過去に代表戦で2試合

UEFA EURO 2008(TM)制覇に自信を見せるスペイン代表のルイス・アラゴネス監督が、大会に出場する23名の最終メンバーを発表した。代表での出場経験がないサンチャゴ・カソルラとセルヒオ・ガルシアが、予想外の選出を受けた一方で、ラウール・ゴンサレスはメンバー入りを果たせなかった。 コンディション重視 レアル・サラゴサのFWガルシアは今季4得点しか決めていないが、カソルラは今季のリーガ・エスパニョーラを2位で終えたビジャレアルCFで中盤の要として活躍。選手選考ではコンディションを重視したとするアラゴネス監督は、「選手の長期的なパフォーマンスを見て選んだ」と説明した。「何を言われようと、選手を選ぶのは私の役割であり、これが私の選手たちだ」。今季、ガルシアはサラゴサでリーガ36試合に出場し、カソルラは34試合で5得点を記録している。 ラウールは外れる 一方、レアル・マドリーCFで18得点を

チェコのカレル・ブリュックナー監督は14日、UEFA EURO 2008(TM)本大会に出場する代表の暫定メンバーを発表したが、注目のMFパベル・ネドベドは復帰を辞退した。 復帰を固辞 ユベントスに所属するネドベドは、2006年のFIFAワールドカップ本大会終了後に代表を引退した。だが、同様に経験豊富なトマシュ・ロシツキーが、ひざのけがでUEFA EURO 2008(TM)を欠場することが確定。35歳のネドベドの代表入りを期待する声が高まっていたが、本人は復帰を固辞する決断を下した。 初招集 今年3月に肩を手術したFCスパルタク・モスクワのCBラドスラフ・コバチは、チェルシーFCのGKペトル・チェフとともに代表に復帰。FCバニーク・オストラバのFWバクラフ・スビェルコシュは唯一の初招集選手となった。ドイツのVfLボルシア・メンヘングラッドバッハやヘルタBSCベルリンにも在籍した24歳のスビ

ACミランのMFクラレンス・セードルフ（32）が12日、UEFA EURO 2008(TM)でのオランダ代表入りを辞退する意向をマルコ･ファン･バステン監督に伝えた。 衝撃の決断 12日夜にセードルフから電話で決断を伝えられたファン・バステン監督は、大きな衝撃を受けたことを明らかにした。「予想外の出来事だった。クラレンスには人間としても、サッカー選手としても、とても尊敬していると伝えたが、本人の決意は固かった」と語った。セードルフはオランダ代表で通算87試合に出場し、11得点を記録している。 復帰の可能性 セードルフはファン・バステン監督の下で、途中出場した5試合を含めて10試合に出場しているが、UEFA EURO 2004(TM)終了後は2006年11月に行われたイングランドとの親善試合まで招集されなかった。セードルフは代表からの引退を表明しておらず、UEFA EURO

ポルトガル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は12日、UEFA EURO 2008(TM)本大会に臨む23人の最終メンバーを発表した。FCインテル・ミラノのMFマニシェは選考から外れたが、ボアビスタFCで活躍する弟のDFジョルジェ・リベイロはメンバー入り。 前回大会の活躍 予選で8試合に出場したマニシェは、地元開催となった4年前のEUROで輝いた選手の一人。2006年FIFAワールドカップにもポルトガル代表として出場した。元FCポルトのボランチは今年1月、クラブ・アトレティコ・マドリーから期限付きでインテルへ移籍したが、そこでポジションを確保できていないことが落選の原因となったようだ。一方、26歳の弟ジョルジェ・リベイロは、兄のマニシェとは対照的にボアビスタのレギュラーとして活躍。今季はリーグ戦26試合で8得点を挙げており、代表でもこれまで8キャップを記録している。 代表未