FC東京では2009年のデビュー戦以来ゴールマウスを守り、ロンドン五輪にも出場、A代表にも名前を連ねる権田修一。言葉の明快さにも定評がある、考えるGKである。 脂の乗ってきたFC東京の守護神・権田修一を、ベンチからじっと見つめる目がある。 26歳の日本代表より、年は10歳上。昨季限りで栃木SCと契約非更新となり、トライアウトを経てFC東京に呼ばれたベテランGK榎本達也である。 1999年のワールドユース準優勝組で、2004年“最後のチャンピオンシップ”でPK戦を制して横浜F・マリノス優勝の立役者となった彼は、輝かしい実績を残しながらも、その後はいくつかのクラブを渡り歩いて苦労を重ねてきた。 ピッチ内外で妥協なく取り組む姿勢は昔からあい変わらずで、マリノス時代にはケガで入院した病室にサッカーの映像を大量に持ち込んで驚かれたエピソードを持つなど、どこまでも研究熱心な男だ。 サッカーに対する向き