遅行でパスをまわして攻めるスペイン、カペッロ式にコンパクトで固い守備から速攻のイングランドと、戦い方としては全く日本対オーストラリアと同じ図式となった試合。 試合の序盤はイングランドのコンパクトで激しい守備がスペインを苦しめ、ヘスキーの飛び出しやショーン・ライト・フィリップスのドリブルなどで有効な攻撃を繰り出したが、36分にスペインはシャビからの縦パスを走りながら受けたビジャがイングランドCBのテリーとジョンソンを足に吸い付くようなドリブルで抜きさり、GKジェームズが見送るだけの素晴らしいゴールを決めて先制する。 後半になってイングランドは代表に復帰したベッカムやランパート、クラウチを入れてポストプレイから中盤で組み立てるサッカーに方針変更し、スペインもペースを落としてきたのもあって度々チャンスを作るが決定力に欠けて得点出来ず、徐々にイングランドもペースが落ちてしまって最後はFKからジョレ