降格が決まりぼう然とするFC東京の選手たち。最終節の前に残留を確定させられなかったことが響いた【写真は共同】 京都サンガF.C. 2−0 FC東京。浦和レッズ 0−4 ヴィッセル神戸。最終節で順位は逆転し、FC東京のJ2降格が決まった。 椋原健太は無言でミックスゾーンを通り過ぎた。止めることができなかった。囲み取材の場で、羽生直剛の口からは「信じられない」というつぶやきが漏れる。権田修一は「試合が終わり、ベンチの雰囲気を見て“うそでしょ?”という感じだった」と衝撃の瞬間を振り返った。今野泰幸はテレビ会見が終わった後、ペン記者に囲まれると「ぼう然というか。何も考えられない、何もやる気が起きない。力が抜けるというか、そんな感じです」と、心理的なダメージが大きかったことを包み隠さずに述べた。 記者同士顔を見合わせても、ファン、サポーターとばったり会っても、口を突いて出るのは「まさか、こんなこ