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businessと記者の眼に関するyumingのブックマーク (7)

  • 「より良いシステムをより安く」---そうならないのはなぜ?

    ユーザー企業・団体に所属する読者の方は,ITベンダーの見積もりを見て,こんな風に感じたことはないだろうか。「なぜこんなに高いんだ」「この価格はいったいどうやって決まっているんだ」――。「情報システムの価格」をテーマにした日経コンピュータ6月27日号特集の取材でも,多くのユーザーやベンダーの方々に貴重なお話をいただいた。そのいくつかを紹介しよう。 最初は7億円,次の案は3分の1,さらに1000万円の案まで 最初は,ある自治体の合併に伴うシステム統合費用について。昨年8月のことだ。ある国産データベース(DB)・ベンダーの幹部が,大手メーカーの幹部に呼ばれて東京近郊のオフィスに出向いた。表向きの趣旨は“データベース製品の説明”。しかし実際には,この大手メーカーが請け負う地方自治体合併のシステム統合に関するデータ移行方法と,そのコストに関して激論が交わされた。 「コストは,見積金額の約3分の1にあ

    「より良いシステムをより安く」---そうならないのはなぜ?
  • セキュリティ向上への地道な試み「早期警戒パートナーシップ」を知っていますか?

    2004年7月から運用されている「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ(以下,早期警戒パートナーシップ)」。ソフトウエア製品やWebサイトに見つかったセキュリティ・ホール情報を情報処理推進機構(IPA)が受け付け,ソフト開発者やサイト運営者に修正や情報公開を促す制度である。2005年3月までに,ソフトウエアについては44件,Webサイトについては211件のセキュリティ・ホール情報を受け付けた。セキュリティの専門家や大手ベンダーの開発者には認知されてきたようだ。 しかしながら,一般のユーザーはほとんど知らないだろう。「セキュリティ・ホールを見つけるような専門家やベンダーの開発者が知っていれば十分。ユーザーが知る必要はない」との意見があるだろうが,筆者は一般のユーザーにもぜひ知っておいてもらいたいと考える。 というのも,現在では多数のユーザーがWebサイトを運営しているので,早期警戒パート

    セキュリティ向上への地道な試み「早期警戒パートナーシップ」を知っていますか?
  • “白けた会議”がプロジェクトを破綻に導く

    「ユーザーとの会議の“段取り”や“仕切り”がまずいためにプロジェクトが破綻するのを,これまで何度も目の当たりにしてきた。メンバー同士の意見が対立して紛糾することもなく,表面的に議事が淡々と進む“白けた会議”になっているときほど,注意が必要だ」――。先月,取材した大手コンピュータ・メーカーのベテラン・コンサルタントからそんな話を聞いた。 このコンサルタントは課題分析や要件定義などの上流工程が専門で,付き合いのあるユーザー企業から相談を受けて,破綻しかけたプロジェクトに途中から“火消し”として乗り込むことがある。相談を受けてまずはオブザーバーとして,ユーザー企業の各現場のキーパーソンが集まる上流工程の会議に出てみると,共通してある特徴が見られるという。「欠席者が少なくないうえに,発言するのは一部のメンバーだけ。しかもそれぞれが自分の考えを言うだけなので,お互いに意見をぶつけ合う議論になっていな

    “白けた会議”がプロジェクトを破綻に導く
  • 昔と違う「新(シン)クライアント」

    2005年に入って,ハードディスクを搭載しない「ディスクレス・クライアント」が相次いで登場している。5月25日にデルが「Dell ThinPC」を発表した(関連記事)のを含めると,NEC,日ヒューレット・パッカード,日立製作所,富士通の大手パソコン・ベンダーから製品が出そろったことになる。 言うまでもないが,ディスクレス・クライアントを導入する最大の目的は,情報漏えい対策である。クライアントに一切データを保存できないため,クライアントが盗難に遭っても,機密情報が盗まれることはない。ほかにも,ウイルス感染の危険性が低い,パッチ管理やデータのバックアップが容易になる,検疫ネットワークが不要になるなど,ディスクレス・クライアントを導入するメリットは多い。 IT Proの読者の方なら,2000年前後にも同様の製品が「シン・クライアント」としてブームになったのをご存じだろう。当時は,パソコンの購入

    昔と違う「新(シン)クライアント」
  • ITの専門家はイノベーションに貢献できるか

    「システム設計も進捗管理も大事だけれど,一番重要でかつ難しいのは,何をしたらよいのかを考え出すことだね。これって日全体の最大課題でしょう。新しいことをしないのだったら,システムなんか作る必要はありませんから」 情報システムを当初計画通りに構築・運営できない,いわゆる「動かないコンピュータ」の問題に関して,あるシステム・コンサルタントと話していたとき,こう言われた。このやりとりをしたのはもう10年も前のことであったが,今でもよく覚えている。 忘れずに頭の片隅にずっと引っかかっていた理由は,その当時,彼の言っていることがすんなりと腑に落ちなかったからだと思う。頭では理解できたものの「その通り」と膝を打つことはなかった。10年前,筆者は日経コンピュータという雑誌の編集部にいて,四六時中,情報システムのことばかり取材していたからかもしれない。 今回の原稿を書くにあたり,10年前の会話を思い出して

    ITの専門家はイノベーションに貢献できるか
  • 固定電話と携帯を融合させるFMC,成否の鍵は「ユーザーの視点」:ITpro

    固定電話と携帯を融合させるFMC,成否の鍵は「ユーザーの視点」 魅力的なサービスの創出には,さらなる努力が必要 「固定電話があるのに,家の中でも携帯電話を使って通話してしまう」――。読者の中でもこんな方は多いだろう。これは世界的にみても同じ傾向にある。そのためもあり,主要な通信事業者の固定系の通話料収入は,年々減り続けている。 危機意識を抱く世界の通信事業者は,ここにきて固定電話と携帯電話の融合に向けて大きく動き出している。両者を融合することで,事業者に新たな収益とコスト削減を,ユーザーには新たなメリットを打ち出そうと考えているのだ。 このような動きは,固定(Fixed)と携帯(Mobile)を融合(Convergence)させるという意味で,「Fixed Mobile Convergence(以下FMC)」と呼ばれている(関連記事)。FMCは,通信分野の最もホットな話題の一つといっても過

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  • モバイル・セントレックスに強力ライバル登場? PHSの逆襲

    携帯電話端末を内線電話端末としても利用できる「モバイル・セントレックス」に対してユーザー,ベンダーともに高い関心を寄せる(関連特集)。通話料金の削減に加え,ビジネス・スタイルの変革などさまざまな可能性が指摘されているからだ。 初期に導入したユーザーからは,トラブル事例も聞こえてきたが,現在では落ち着きつつあるようだ。機器メーカーやインテグレータも,大企業から中小企業向けに幅広く製品をラインアップし,商戦はますます活発化すると予想される。 この,一見,順風満帆にも見えるモバイル・セントレックスに強力なライバルになりそうなサービスが登場した。ウィルコム(旧DDIポケット)が開始する「ウィルコム定額プラン」だ(関連記事)。その名の通り,ウィルコムのPHS間での通話料金を定額にするサービスだ。 “最先端”のモバイル・セントレックスと,NTTドコモの撤退が報じられるなど“時代遅れ”のイメージがぬぐえ

    モバイル・セントレックスに強力ライバル登場? PHSの逆襲
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