年内にもService Pack 1が出るとされるWindows Vistaだが、普及が伸び悩んでいるといわれている。私はOSやソフトウェアの購入は業界の会費のようなものと割り切っているので、出るたびに必ず自腹で購入するようにしている。だが、Vista、Office 2007にバージョンアップすると10万円近くかかる。さすがに自腹だと費用対効果にはシビアになる。使いこなしてみるとさまざまな改良点にあふれているのだが、これがないと困る、あるいは、Vistaでなければ動作しないといった、キラーアプリケーションが見当たらないのも事実だ。大手企業のITマネージャーに話を聞いてもSP1が出たらVista導入を検討するという人が多い。 端末化するPCとソフトウェアの割高感 ためらう理由を聞いてみると、企業内システムとしてのPCの地位低下が挙げられる。すでにシステム構築はサーバーサイドに傾斜している。こ