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ブックマーク / verdure.tyanoyu.net (1)

  • 茶室の窓

    茶室の窓は、室内の採光と通風のみならず、壁面の意匠ともなっています。 武野紹鴎の茶室は、北向きで、窓がなく、開口部は縁に面した出入口の明障子のみでした。 千利休は、北向きだった茶室を、南向きに作り、室内に窓を開けます。 利休の遺構とされる待庵(たいあん)は、妙喜庵(みょうきあん)の書院の軒から突き出した庇の下に作られ、連子窓と下地窓が付けられています。 北向きの落ち着いた一定の光に対して、南向きにし、窓を開けることで、変化する光を取り入れたと考えられています。 利休以後の、織田有楽、古田織部、小堀遠州らは、窓を多く開けます。 座敷の景としての効果を意図したものと考えられています。 茶室の窓は、構造形式、配置された場所、形状、開閉の扱いなどにより、さまざまな名称がつけられています。 茶室の窓は、構造形式により、「下地窓」(したじまど)、「連子窓」(れんじまど)、「突上窓」(つきあげまど)、「

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