属性や位置情報を配信条件に——NRI、セディナと実証実験 クレジットカードとスマートフォン(スマホ)アプリを連携させてクーポンを配信し、買い物の際にレジで見せなくても割引する「カード・リンクド・オファー(CLO)」が日本でも普及しはじめた。米国発のサービスで、クーポンの使い逃しを防いだり、会員情報や購買状況を分析して効果的なプロモーションができるため、クーポンの新手法として視線が集まっている。 野村総合研究所(NRI)は、三井住友フィナンシャル傘下のセディナと共同で、CLOの実証実験を始める。モニター会員から集めた属性情報やクレジットカード利用履歴を分析し、専用アプリをダウンロードしたスマホの位置情報や、日時などの条件に合わせてクーポンを配信する。8月4日からモニター会員1万人を募集し、10月31日まで実験を行う。 参加店はショッピングセンターのOPA(大宮、聖蹟桜ヶ丘)、三井アウトレット