渡辺明竜王の妻である伊奈めぐみさんが、棋士と家族の日常を描く漫画『将棋の渡辺くん』。【前編】では、一般的に「普通」と思われていることからはかなりかけ離れた、破天荒な行動や言動が漫画で次々と炸裂していたことに驚いた人も多いことと思う。そこで、渡辺さんがどれだけ凄い棋士なのか説明しておこう! 渡辺さんは1984年生まれ。15歳で四段に昇段してプロ棋士となり、21歳7ヶ月という史上最年少&最速で九段へ昇段。これまでに将棋七大タイトルのうち4つを獲得しており、中でも七大タイトル戦では名人戦と並ぶ最高位「竜王戦」に20歳で初優勝している。さらにその後、竜王戦で2012年まで9連覇を成し遂げ、最長連覇と最多獲得期数となる10期(2015年にも優勝)の記録を持ち、「永世竜王」の資格(就位は引退後)を獲得、タイトル獲得記録16で歴代6位という棋界トップクラスの実力と人気を誇る棋士なのだ。 …ということで、
棋界きっての理論派として人気を集める将棋棋士の渡辺明竜王。その渡辺さんの妻である伊奈めぐみさんが描く、棋士とその家族のちょっと変わった日常が展開する漫画が『将棋の渡辺くん』だ。2013年から『別冊少年マガジン』で連載が始まり、将棋ファンはもちろん、それ以外の層にもジワジワ人気が広がり、このたびようやく単行本となった。ところが作者の伊奈さん、実は連載するまで漫画を描いた経験がまったくなかったそうで… 未経験の主婦から、いきなり月刊誌に連載する漫画家に! ――伊奈さんは『将棋の渡辺くん』を描くまで、漫画を描いた経験がまったくなかったそうですね? はい、そうなんです。2007年から「妻の小言。」というブログを書いていて、ブログを本にしませんか、という依頼は何度かあったんですけど、このブログを見て「漫画を連載しませんか」とメールで連絡が来たんですよ。 ――いきなり連載の話だったんですか! 読み切り
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