CCDまたはCMOSの関係に迫る! ビデオカメラの撮像素子(センサー)は、放送用はCCD、業務用はCCDまたはCMOSが採用されている。撮像素子は感度、ノイズ、ダイナミックレンジといった性能面で、業務用のカメラでも以前はCCDを採用していたが、現在ではCMOSの性能もかなり向上し、CCDより高性能な素子も出てきている。ただし、すべての面でCMOSが優れているというわけではなく、センサーのサイズや用途などで、ある程度住み分けができているというのが現状のようである。 ▴ソニーPower HAD CCDセンサー CCDかCMOSかは解像度や感度、SNといった問題もあるが、現状ではこうした性能面での優劣は一概に付けがたくスミアやローリングシャッター、高速撮影といった構造上の違いからくる機能面での差が大きいようである。両者の撮像原理を簡単に説明するとCCDは、面で捉えた画像を転送領域に一度にコピーし