カメラの収録環境のテープレス化、編集・フィニッシング環境のファイルベース化移行にともなって、昨年あたりから「MXFファイル」という言葉がよく聞かれるようになってきた。すでに、パナソニックP2、ソニーXDCAM/XDCAM EX、池上通信機GFCAMといったカメラの標準ファイルフォーマットとしても採用され、この収録メディアを扱うノンリニア編集システムやメディア管理ソリューションにおいても、メタ情報を用いて制作効率化をするために利用が始まっている。MXFファイルはもはや、テープレスカメラやノンリニア編集に不可欠なファイルとしてだけではなく、ファイルベースワークフローを構築するうえで欠かせないものになってきているとも言える。 さて、実際のワークフローを構築する段階で、MXFをサポートしている機器だからといって安心できないのも、MXFを扱う際の特徴でもある。同じMXFファイルを扱いながらも、そのM