デザイナーをアーティストに変えた広告業界の罪〜日本のデザインはこれからどうなる? 五輪エンブレム騒動から考える 盗作疑惑が浮上して白紙撤回になり、その審査過程にも不正があったとされる東京五輪・パラリンピックエンブレム。この騒動は、デザイン・広告業界が根本的に抱える構造的問題や社会の要請とのズレを明らかにしたとも言える。 同じようなことが起きないように、時代や社会に求め続けられるように、これからデザイン・クリエイティブ産業はどうすればいいのか? デザインや広告表現を専門とする編集者・河尻亨一氏と、広告やデザインを対象にした社会学やメディア論的な研究をする加島卓氏が、「デザイン・クリエイティブ産業のこれから」を考察する――。 デザインが「機能」ではなく「芸術」と捉えられた時代 河尻 「五輪における価値観の変化」(前編)、「旧エンブレム審査の何が問題だったのか?」(中編)というふたつのトピックを
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