※本文中のロシア語は翻訳ソフト頼りなので、かなりいい加減だと思います。あらかじめご了承ください。もし読者の皆様の中にロシア人、あるいはロシア人じゃないけどロシア語ペラペラのハイスペックな方がいらっしゃいましたら、感想欄で正しいロシア語を教えてください。お願いします。 「あ、ヤバ。英語の教科書ない」 あれ~? おかしいな。もしかして、昨日宿題に使ったまま机の上に置いてきちゃったか? 時計を見ると、次の英語の授業が始まるまであと2分。隣の教室行って友人に教科書借りるには少々迷惑な時間だろう。……仕方ない。 「なあ、アーリャ。悪いんだけど教科書見せてくれない?」 俺は少し申し訳ない気持ちで、遠慮がちに隣に座るクラスメートに話し掛けた。 すると、寄せた眉根に呆れを滲ませながら、隣の少女が振り返った。 「……なに? 忘れたの?」 呆れ半分迷惑半分の表情でそう言う彼女は、牧アリサ。フルネームはアリサ・
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