近年、右肩上がりの好調が続く漫画業界。漫画の制作現場にも注目が集まり、漫画家だけでなく編集者への関心も高まってきた。メディアでも編集者に関する記事を目にする機会が増え、ライブドアニュースでもこうした記事を掲載しては、大きな反響を集めている。 では、編集者は、何を考えて仕事をしているのか? 漫画家は、編集者に何を求めているのか? 「担当とわたし」特集は、さまざまな漫画家と担当編集者の対談によって、お互いの考え方や関係性を掘り下げるインタビュー企画。そこで見えてきたのは、面白い漫画の作り方は漫画家と編集者の関係性の数だけ存在し、正解も不正解もないということだ。 第4回は、「少年ジャンプ+」で連載された『サマータイムレンダ』より、漫画家・田中靖規と担当編集の片山が登場。田中は「週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)」での連載経験があり、片山は令和の大ヒット作、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』を担当した。