前回はOracle 10gをインストールするための下地作りがメインだったが、いよいよインストール作業に入ることにする。 Oracle 10gのインストール画面は、LinuxとWindowsで共通のGUIになっている。GUIで操作できるため、前回行ったRHEL4のカーネル設定などに比べると、手順に沿って効率的に進められると言える(インストール作業の一部分ではコマンドを打つ場所もある)。また、Oracle 10gから、管理ツールであるEnterprise Manager(以下、EM)にWebインタフェースが用意されたので、インストール後はWindowsでもMacでもLinuxでも管理ができるようになった。つまり前バージョン(9i)に比べると、まったくクライアントを選ばなくなった。 本稿ではOracle 10g Enterprise Editionのx86_64版をRHEL4にインストールして、