こんばんは。今日もお立ち寄りいただきありがとうございます! 昨日の話を続けます。 実体のない、ふわふわとした「考え」を売るのが楠木建さんのお仕事。 「話し言葉にせよ、書き言葉にせよ、相手にとって『わかりやすい』」ことが、この仕事にとって最も肝要なことであると楠木建さんはおっしゃいます。 「そして、この仕事道を歩く道中においては、『わかりやすく、自分の考えが伝わるように』という意識で話したり、書いたりしてきた。毎日呼吸をするように作業を繰り返してきた。これが『蛇の道は蛇』だということである」 楠木建さんの文章は、ユーモアにあふれ、面白おかしく書かれている(そのうえで本質を外さない)のが一つの特徴だと思うのですが、この最終章では、ご自身の仕事を熱く語っていたのが印象深いです。私が何度も読み返した理由の一つがここりあります。 この部分を読んだときに「『蛇の道は蛇』は簡単ではないな。どうすれば、楠