9月15日、オリオールズとの試合を控えたブルージェイズの監督室で、番記者からジョン・ギボンズ監督にこんな質問が向けられた。 「(オリオールズとブルージェイズは)開幕前はお互いに強力な打撃を誇りながらも、投手陣に不安を抱えていた似たものチームだった。途中まで首位を争いながら現時点でここまで差が開いてしまった両チームの違いは何だったと思うか」 記者の質問も当然だろう。 7月までメジャー屈指の激戦区といわれるア・リーグ東地区で、熾烈な首位争いを続けていた両チーム。 しかし、9月時点では11.5ゲーム差をつけられ、オリオールズの独走を許してしまったからだ。ギボンズ監督は複数の要因を挙げていたが、とにもかくにも8月の戦い方がすべてだったように思う。 オリオールズは8月のメジャー最多タイの月間19勝を記録する一方で、ブルージェイズはメジャー最少タイの9勝。 ティルマンとチェン、後半戦は2人で12勝1敗
![元中日・チェンがMLBで開花するまで。2人のコーチと、黒田博樹の存在。(菊地慶剛)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f044275a8482ebb8778dc8a6891a4c86bf7f0989/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Ff%2F-%2Fimg_5f87ecc8779b17421a155b9027a667cd344673.jpg)