「人の心を動かすことのできる人は幸せになれる」というのは、私が考える人が幸せになる為の一つのヒントである。誰かの心を動かして、初めて行動は促され、世界はまわる。当然、これは経済活動も同じである。私たちが普段、買い物をする時には「欲しい」とか「買うべきだ」というように心が変化したから購入決断がなされる。逆を言うと、心を動かすことができないと顧客の購買活動を促進することはできないのである。 人生に於いていくつかある大きな買い物。住宅、車は代表的である、もう少し日常的なシーンでいうと薄型テレビや海外旅行、保険などもその一種かもしれない。保険は少し意味合いが違うが、他のこれら大きな買い物には共通点がある。それは必需性が弱いということである。(当然、仕事で使用する車の購入など人によっては必要性が高いだろうし住む場所も必ず必要だが、ここではいわゆる個人の趣味や生活レベル向上としての買い物と考えてみる。