2009年11月16日 中小出版社99社で組織する出版流通対策協議会(略称・流対協)は、グーグルブック検索和解修正案について、現時点での見解を明らかにする。 1 グーグルブック検索和解修正案が米国ほか英語圏4か国に限定され、日本も和解対象から除 外され、当面影響を受けなくなったことは、われわれ流対協を含めた反対運動の成果といえ る。 2 しかし、本修正案が、そもそも違法なスキャニングを認めた上で成り立っており、一国の 国内法をもって、国際的に著作権者、出版者(社)の不利益を強制しようとするものに変わ りはなく、とうてい容認できない。 以下の項目について、グーグルは、真摯に対応することを求める。 1 これまで違法にスキャニングした日本の書籍については、そのすべてをデータベースから 速やかに削除すること 2 修正案適用範囲外書籍のスキャニング作業を即刻中止し、これまでの違法行為を行った書 籍に