コンスタンス・ガーネット訳の『カラマーゾフの兄弟』だが、フョードルが死に、ドミートリーが父親殺しの容疑をかけられるところまでようやく読み進めた。ドミートリーと彼を追い詰めるペルホーチンのやり取りは喜劇的でありなかなか面白いところ。 「容疑があるとはいえ、殺人など犯していない俺がまさか父親殺しの犯人にはされないだろう」……とたかをくくり自らの容疑を晴らす気などなく気ままに発言するドミートリーが、次第に不利となる証拠が出てくることで余裕をなくしていく喜劇的な様は見もの。 しかし、さすがに日本語の本が恋しくなってきたので、図書館で以下の本を借りる。 第一次世界大戦とモダニズム―数の衝撃 (SEKAISHISO SEMINAR) 作者: 荒木映子出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2008/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る英詩の研究者が、イェイツと