読書と写真に関するyuta3_21のブックマーク (2)

  • 「世界を変えた100日」はスゴ本

    歴史の瞬間に立ちあうスゴ。 写真技術が誕生してから現代にいたるまでの、「世界の特別な一日」を100日分まとめて見る。 ページをめくるたびに、声がもれる。いつか見た決定的瞬間から、見たことのない歴史へ行き来する。花に埋もれたダイアナ妃の写真、ずぶぬれで「壁」を壊す人々、真っ二つに折れ落ちるビル、巨大な打ち上げ花火と化したスペースシャトル。 あるいは、いわゆる歴史上の人物の年齢を追いこしてしまっている自分に気づく。もみくちゃな歓迎を受けるカストロは33歳だし、モール地区を埋め尽くす群集を背負っているキング牧師は34歳だ。伝説化される人物を取り巻いている時代の空気が一緒に写しこまれている。彼等の偉大さとともに、それを支える時代の熱がふりかかってくる。 知ってるはずなのに、既視感のない写真がある。チェルノブイリをテーマにしたものがそれだ。「石棺」がどーんと写っているんだろうなぁと思いきや、災厄か

    「世界を変えた100日」はスゴ本
  • 子どもに「揺れ動く世界」をどう見せるか

    砂浜に、身体をねじ込むようにもがき嘆く女が写っている 左隅に、死斑とフナムシがびっしり付いた腕が写っている [ これ ]だ。2004年12月26日の、スマトラ島沖地震から数日後に、この写真を見た。ロイターだったのか。文字通り胸を抉られて鉛でも詰め込んだように重くなった(今も感じる)。この強い写真を忘れることはない。 一枚の重さを実感する。1ページ1ページめくるのが難しい。事故、災害、戦争、テロ、科学、信仰、経済、生活、文化、切り取られた情景から、背後や周囲に広がる「音」や「風」を想像する。血とガソリンの匂い、瓦礫が崩れ空気が震える。21世紀になってずっと度肝を抜かされっぱなしだ。世界は暴力に満ちているが、わたしが思っているよりも濃度は高いことが分かる。 ロイター写真集「The State of The World 揺れ動く世界」は、21世紀の最初の7年間を1冊にまとめ、次の世代が乗り越える

    子どもに「揺れ動く世界」をどう見せるか
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