2008年8月13日のブックマーク (3件)

  • 人間の尊厳、ロボットの尊厳。「団地にロボがやってきた」 - たまごまごごはん

    B'sLOG COMICS系列は当にノーマークなのですが、ふっと見てみると面白い伏兵が多いから曲者。 このレーベル、女性向けですがBLではないです。女の子の萌え路線、かと思いきや意外とそうでもなかったり。これ案外男の子もいける作品多いかもですよ。 そんな中、今回手にとって個人的に面白かったのが夏目ココロ先生の「団地にロボがやってきた」。 個人的に「ロボットと人間の境界線ってなんだろう」という永遠の問いがものすごく好きなので、そこに挑んでいるという意味で評価三倍増しのひいき点ではありますが、「男性型」で「雑用専門」、かつ「人間と見分けがつかない」ようなロボットが主人公というのはちょっと面白い立ち位置です。 そんなロボットにとって、自分の存在はどう見えるのでしょう? ●ロボットの表情なんてさ● 物語は、管理人さんの元に一体のロボットが届いたところから始まります。 その青年は団地の管理の一切を

    人間の尊厳、ロボットの尊厳。「団地にロボがやってきた」 - たまごまごごはん
  • 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がそんなにネタまみれなわけがない - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    巷で話題の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』。とても面白かったです。表紙のイラストがまた素晴らしいですね。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,322回この商品を含むブログ (478件) を見る さて、話題になっているのは喜ばしいことなんですけど、その取り上げられ方が少しズレているような気がしました。 「このままじゃいけないって……何度も止めようって、思った。でもどうしてもやめられなくて……だってね、ブラウザ立ち上げると、はてなアンテナに登録してあるニュースサイトが毎日あたしに新たな情報を伝えて、色々買わせようとしてくるんだよ? ……うう、かーずSPとアキバBlogめ……」 この一文が引用されまくっているために、未読者からは

    『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がそんなにネタまみれなわけがない - WINDBIRD::ライトノベルブログ
  • 放浪の天才数学者エルデシュ

    天才はどこか浮世離れしているとはいうものの、エルデシュは群を抜いている。 しかも、その奇行っぷりは数学者の育成に大きく貢献しているときたもんだ。驚異的な言動を追いかけているうちに、エルデシュとは、異世界から地球にちょっと立ち寄った人っぽい「現象」だったのではないかと思えてくる。まるで、数学の進歩を促しにきたかのように。 もちろん、3歳で数学と出会い、自力で負の数を見つけだしたとか、論文数が史上2番目に多いとか(1位はレオンハルト・オイラー)、ほとんど眠らず、1日に19時間も問題を解く毎日だったとか、どのページを開いても桁違いの話ばかりだ。読み手は、驚いたり笑ったり、ちょっとホロリときたり、かなり忙しいだろう。 けれども、一番心うごかされたのは、エルデシュのスタイルだ。彼は「みんなで」問題を解こうとした。世界中に散らばった数学仲間と、同時進行でたくさんの問題に取り組む。粗末なスーツケースひと

    放浪の天才数学者エルデシュ