アメリカの高校生を10ヵ月追ったドキュメンタリー。アメリカ青春映画好きにはたまらない一作であり、クオリティも非常に高かった。 監督は、『くたばれハリウッド』のナネット・バースタイン。舞台は、アメリカ・インディアナ州ワルソウ(字幕では「ワルシャワ」)。ここは、白人とクリスチャンと共和党支持者が多い、保守的かつ典型的な中西部の町だ。人口も12,500人ほどの小さな町である。カメラが追うのは、この地区の唯一のハイスクールである、ワルソウ・コミュニティ・ハイスクールに通う5人の学生だ。彼らは、高校生活のラストイヤーを過ごしている。 メーガン・クリズマティックは、生徒会の副会長で父親は外科医。学校ではヒエラルキーのトップに君臨するクイーン・ビー(女王蜂)だ。父親が外科医の彼女は、姉や兄と同様に、自らもノートルダム大学への進学を希望している。 ジェイク・トゥッシーは、マーチングバンド部に所属し、『ゼル