PlayStation®3用のゲームソフトが、第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞した。タイトルは『無限回廊 光と影の箱』。藤木淳氏の監修による、斬新なプレースタイルの作品だ。藤木氏は過去に文化庁メディア芸術祭のアート部門でも受賞している経歴の持ち主。「実世界ではあり得ないことが、人間の内面ではあり得る表現」というテーマを表現しようとする、独自の感性をもったクリエイターだ。そして今回、ゲームや音楽に造詣が深いことでも知られるお笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろう氏との対談が実現。『無限回廊 光と影の箱』とは一体どんなゲームなのか。実際にゲームをプレーし、「想像の中にしかないような空間」を冒険した感想とは? ゲームも、そしてコントも物理法則を超えた表現こそが面白い、というお2人の対談をお届けする。 「光を使って影を作る」、ヨーロッパ感あふれるゲーム ―対談前