同じハゼでも2種の雄、子育てハゼ「間男」ハゼ 五大湖2009年6月30日16時10分 印刷 ソーシャルブックマーク 5大湖にすむハゼの仲間。2種類いる雄のうち、上が本来の雄、下が白っぽい「間男」=マクマスター大のジュリー・マランテットさん提供 【ワシントン=勝田敏彦】米国とカナダに広がる5大湖にすむハゼの仲間に、雄が2種類いる外来種が存在することが、カナダ・マクマスター大などの研究でわかった。求愛や子育てに忙しい通常の雄の目を盗み、雌との生殖行為だけを専門にする「間男」のような雄がいた。ハゼの仲間が5大湖で急増している理由を説明できる可能性が出てきた。「ジャーナル・オブ・グレート・レークス・リサーチ」に論文を発表した。 論文によると、このハゼは5大湖固有の種ではなく、カスピ海周辺原産。90年に初めて見つかった。船のバラスト水に混じって侵入したらしい。チームは黒っぽい雄のほかに白っぽい雄を見