ヒット作となっているアニメーション映画、「この世界の片隅に」に登場する広島県呉市の商家が18日、特別に公開されました。 アニメーション映画、「この世界の片隅に」に登場する建物で、去年11月の映画の公開以降、「聖地巡礼」としてファンが大勢訪れています。 18日は呉市が所有者の許可を得たうえで、住宅の中を公開し、80人が参加しました。参加者は、映画の中で主人公の「すず」が何度も前を通った「三ツ蔵」という三つの蔵が横一列に並んだ土蔵を見学したあと、住宅の中を見て回り、戦時中の生活に思いをはせていました。 滋賀県から参加した34歳の男性は「映像でしか見ていなかった風景が、目の前に現れたので感動しました。これを機に、呉市のいろいろなところを見て回りたいと思います」と話していました。