警察犬になったミニチュアシュナウザーの「くぅ」=和歌山市西飼い主の高見知佐子さんに抱かれる「くぅ」=和歌山市西 体重約6キロ、体高約30センチのかわいい警察犬が、和歌山県で誕生した。全身がもじゃもじゃの毛に覆われたのミニチュアシュナウザー(オス、3歳)で、登録名は「クリーク号」。元の名前は「くぅ」。おそらく日本一小さな警察犬だ。 警察犬は大型犬で、精悍(せいかん)な顔つきにすらりとした体のシェパードや、盲導犬としても活躍するラブラドルレトリバーが多い。訓練所や飼い主らでつくる日本警察犬協会によると、「くぅ」のような小型犬が警察犬になったのは「聞いたことがないし、協会の記録にもない」という。 警察犬になれる犬の種類を指定している警察もあるが、和歌山県警は「能力があればどんな犬でもオッケー」と、種類を限定していない。「くぅ」は昨年11月の審査会で、持ち前のにおいをかぎ分ける力を発揮してみ