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ブックマーク / www.ebook2forum.com (2)

  • デジタルの神はもう待てない

    技術的な話題をもっと取り上げたいのだが、E-Bookについては、出版界の「それ以前」の話(タブー)が多すぎて、これを無視すると必ず足を取られるから、当分は嫌われることを承知で「公論」や「輿論」を起こしていくしかないと覚悟している。岸教授のアマゾン黒船論にはショックを受けてしまったが、ブロガーの小飼 弾氏の最近の問題提起は、とても重要な視点を含んでいる。続けてお読みいただければ幸い(鎌田)。 小飼氏の弾言:2010年、神の怒りが出版社に下る? 小飼氏のブログ記事「電子書籍の最終勝利者」は、デジタル化の先に「読者=顧客=神」の勝利を考える、コロンブスの卵的な正論だ。ネットの世界を「無法地帯」が有料化してようやく「市場」になってきた状態とみる岸教授に対して、“ネット・ネイティブ”の小飼 弾氏は、当然ながらネットにこそノーマルな世界をみている。お年もそう離れていないのに、同じものがどうしてこう正反

  • 米国のE-Book論争: (1)「道義」的問題

    ベストセラー著者の既刊の版権問題 (12/16の記事参照)は、これからもしばらく後を引く問題となる。法的な問題のほうは、どうみても著者(と契約した電子出版社)側の勝利で確定しそうだが、(相互信頼に基づく)慣習は、道徳的感情とも絡んで単純ではない。価値ある出版が多くの関係者の創造的協力によって生まれるものであるとすれば、法律と市場に任せておいていい問題ではない。たとえアメリカでも、それは変わらない。 はじめに 米国での議論は、著名な出版人やE-Book編集者、出版編集者などを巻き込んで活発に展開されている。しかし、著者と編集者が険悪になっては出版は崩壊しかねないので、基的には感情を抑制し、将来に向けて新しい関係をつくっていこうという前向きな内容が基調となっている。問題は世界中どこでも同じであるだけに、議論は日でも共有されるべきだと思われる。それによってデジタル時代の出版の新しい価値が見

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