ソフトバンクが27日発表した2010年3月期決算は、本業のもうけを示す営業利益は同29・7%増の4658億円、最終利益は同2・2倍の967億円となり、いずれも過去最高益を更新した。 営業利益の過去最高は5連連続。営業利益では、KDDI(4438億円)を抜き、国内通信業界2位に浮上した。 米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)」の販売好調が業績を牽引した。 売上高は前期比3・4%増の2兆7634億円。孫正義社長は同日開いた決算会見で、国内企業の10年3月期の営業利益予想ランキングではNTT、NTTドコモに次ぐ「国内3位になる」との見通しを示した。 創業30周年目となる2011年3月期は6期連続の増収増益を目指し、営業利益は前期比7・3%増の5000億円の大台達成を狙うとした。