5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)という考え方があるトヨタには、片づけの文化が浸透しているそうです。そして、その点に注目した『トヨタの片づけ』(OJTソリューションズ、中経出版)の著者は、「デスクの上が整然と片づけられている人ほど、段取りよく仕事をこなしています」と断言します。 でも、わかってはいてもなかなか片づけられないもの。そこできょうは本書から、「ムダを減らすトヨタの『整理術』」に焦点を当ててみましょう。1.「モノの放置」がすべてを物語る(56ページより) 整理されていないオフィスは成果が上がりにくいため、「モノの放置」を放っておかないのがトヨタマン。ポイントは「いるもの」と「いらないもの」を分け、いらないものは捨てること。この意識が徹底されていないと、モノの放置が生まれるそうです。 2.捨てる「判断基準」を持ちなさい(62ページ) 片づけに「判断基準」を持つことは、整理すること
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