IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)では,個人または数名のグループを対象として,優れたソフトウェア開発者を発掘・支援する「未踏ソフトウェア創造事業」*を2000年度から行ってきた。年齢を問わない「未踏本体」と,28歳以下の若手開発者を対象にした「未踏ユース」の2つのコースがあり,ソフトウェア開発者の登竜門ともなっている。そのなかでも特に優秀であると評価され,「天才プログラマー/スーパークリエータ」と認定された4人の開発者に,開発の苦労などをインタビューした。 *「未踏ソフトウェア創造事業」は,2008年度より,新たに「未踏IT人材発掘・育成事業」に変更される。これは,未踏ソフトウェア創造事業で培ってきたノウハウを継承しつつ,人材育成事業の観点から,事業の再編を行うものである。 上野康平氏は,未踏ソフトの応募当時はなんと17歳。現在は千葉大学理学部に在籍している。 上野氏のソフトウェア