大分県杵築市立図書館が導入した預金通帳とそっくりな「読書の記録」=杵築市立図書館で2018年12月21日、大島透撮影 大分県杵築市立図書館は、預金通帳型の「読書の記録」システムを導入している。本を借りると、そのつど通帳に記録される仕組みだ。外見は金融機関の預金通帳とそっくりで、貸出日、本のタイトル、著者名、本の価格が機械で印字され、遊び心をくすぐる。同図書館は「本の貯金をするように、どんどん借りてほしい」と話している。【大島透】 “本の通帳”は見開き14ページ。貸し出し図書336冊まで記録できる。発行手数料は高校生以上が100円で、中学生以下は無料。今月6日までに803冊を発行した。 現在のほとんどの公立図書館では、カードを使って本を借りる。「誰がどんな本を借りたか」は、個人情報に関わるとして、図書館側は記録に残せないし検索もできない。しかし、同図書館の司書によると、主に高齢者から「以前