IBMのスーパーコンピュータ「Watson」をビジネスに活用する動きが日本でも始まっている。みずほ銀行がコールセンターにWatsonを活用した新システムを構築することを発表したが、そのメリットと狙いはどこにあるのか。 人間の話し言葉を分析でき、データを蓄積することで自ら“学習”するIBMのスーパーコンピュータシステム「Watson」。日本でもこのWatsonの英知をビジネスに生かそうとする動きが広がっている。 2014年11月に三井住友銀行とみずほ銀行が相次いでWatsonをコールセンター業務に導入することを発表した。米国などではすでにWatsonを病院や金融業務などで活用している例はあるが、日本では珍しい試みといえる。特にみずほ銀行は音声データをテキスト化する音声認識技術を活用した新システムをIBMと協力して構築するなど、新たな接客サービスの姿を模索しているようだ。 みずほ銀行は、201
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