Rにてコルモゴロフ・スミルノフ検定 (Kolmogorov-Smirnov test) を行う。コルモゴロフ・スミルノフ検定は得られた2つのデータ間の確率分布の相違の検定、または、1データにおける確率分布の正規性を行う検定法である。旧ソビエト連邦の数学者Andrey Nikolaevich KolmogorovとNikolai Vasilyevich Smirnovによって開発された。スチューデントのt検定等をはじめとする多くの検定手法において標本分布 (データ) が正規分布に従うことが仮定されていることを考慮すると、得られたデータが正規分布に従うか否かは、その後の統計検定を行うにあたり非常に大きな意味を持つ。その観点からコルモゴロフ・スミルノフ検定は重要な検定法のひとつであるといえる。Rでは、デフォルトでインストールされているパッケージの関数 'ks.test' にて実行する。 以下のよ