日本語学校の作文クラスで教えていると、文章を書くスタイルは人それぞれだと改めて思います。 世界中の言語の中でかなり学びにくいとされる日本語を選んで留学し、わざわざ選択科目で「ライティング」を受講しているのですから、ことばや書くことが好きな学生が集まるはずです。 そういう学生は、一通りの定型作文(自己紹介や日記など)を書いたら、自由に日本語で自己表現を始めます。 方向性を見つけるためヒントとなるような質問を与えれば、作文はどんどん展開していきます。 日本語は初級でも学生はけっこう鋭くて、コピペの質問は上手に避けて、自分だけにしか書けないことを書こうとします。まるでピーマンが嫌いな子供がチャーハンから細かく刻まれたピーマンを除くかのように。 友達同士で受講している学生はお互いの質問を見せ合ったりしているので、手抜きはできません。 『ジョジョの奇妙な冒険』のセリフから『孫子の兵法』まで話をつなげ