店では食べられるが、自ら仕込んででも食べたい、“近くて遠い” 一皿を作るために巷を歩いて食材探し。コラムニスト・北尾トロが仕入れ、料理研究家・青木敦子が料理指南。 豚軟骨よ、どこにいる!? 編集部 「酒の肴にも、ご飯のおかずにもなり、肉料理なのに低予算でできるのが豚軟骨ですが、肉屋さんでも売っているところが少ないんですよ」 北尾トロ 「言われてみると、あまり見かけない食材だ。でもなぜなんだろう」 編集部 「その秘密を探りに行きましょう。トロトロに煮込んだ豚軟骨、楽しみです!」 豚軟骨には家庭料理のイメージがない。飲み屋の定番メニューでもない。でも、たまに見かけると食べたくなり、よく煮込まれてほど良い柔らかさになった軟骨は歯応えがあって旨い。みんなそう言う。それなのにポピュラーな料理とはならず、家庭料理のイメージがない……。 理由のひとつが入手の困難さにある。肉屋でもあまり売られていないのだ
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