サーバが重いってどういうこと? 著者:ウノウ 尾藤 正人 2007/10/4 2007年10月の連載ランキング1位(一覧を見る) サーバ管理者だけではなく誰でも一度は経験したことがある「サーバが重い」という現象。一言で「重い」というのは簡単ですが、重いというのは具体的にどういうことなのでしょうか。 ここでいう重い・軽いは単一のベクトルで判断できるような簡単な代物ではなく、様々な要素によって発生する現象です。処理が重いからといって闇雲にハードウェアを増強するのは賢いやり方とはいえません。例えば、メモリ不足が高負荷の原因なのに、CPUを高速なものに変えても効果はほとんどないでしょう。 このような無駄な投資を避けるためにも、負荷の原因を特定して素早く対応策を講じるのはサーバ管理者にとって重要なスキルになります。本記事ではサーバ負荷の特定の仕方と対策の仕方について、簡単な概要を説明します。
MySQLサーバに限らず、大量のアクセスを処理するデータベースやアプリケーションサーバ群に対して、それぞれの環境に合わせたチューニングを行うことは企業システムにおいて必須の項目です。しかし「チューニングすべきパラメータとその最適値をどのように決定すればよいのか」、また「実際にチューニングを施すことによってどの程度効果があったのか」を把握することは意外に難しいものです。 ですが、敢えていえば答えは明瞭で、「定量的な情報収集と分析」の他にないでしょう。あらかじめ情報を収集しておけば、チューニング前後でのデータを比較することによってどのような変化が起きたのかを知ることができます。 本連載では、まずはMySQLサーバにおいて収集すべき情報を提示し、その後、それらを利用した基本的なパラメータについてのチューニング方針を紹介します。 また、今回はOSにCentOS 5.0、データベースにMySQL 5
今回も前回に続いて、コーディング規約について説明します。今回取り上げるのは、import/クラス/コンストラクタ/メソッド/クラスメソッドになります。 本連載で取り上げる規約のほとんどは、構造化言語のコーディング規約では見られないオブジェクト指向特有のものです。オブジェクト指向には様々なメリットがある反面、オブジェクト指向特有の問題点も存在します。 例えば、システム開発では複数の開発者で実装をすることが多いと思いますが、その時に次のような経験はありませんか。 クラスがいたずらに継承され、処理を追いにくくなっている プロジェクト内で似たようなコードを何度も書いている 他の開発者が作成したメソッドの使い方がいまいち理解できない これらは設計にもからむ内容ですので一概にはいえませんが、適切な権限設定やわかりやすいメソッドの定義を行うことである程度防ぐことができます。 オブジェクト指向は手続き指向
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