八戸市柏崎の80代男性が、「役所職員」や銀行員を名乗る男から医療費の還付金名目で約171万6千円をだまし取られたことが17日、八戸署の調べで分かった。同市内では3月に入り、同様の手口で金をだまし取られる被害が相次いでおり、同署は同一犯の可能性もあるとみて、詐欺事件として捜査している。 同署によると、役所の保険課を名乗る男から同日午前、「医療費3万3千円を還付する。銀行の人から連絡が来ます」との電話があった。間もなく、銀行員を名乗る男から、「役所から委託を受け連絡した」との電話があり、市内のデパートにある現金自動預払機(ATM)に行くよう指示された。 男性は携帯電話で銀行員を名乗る男に連絡し、ATMの操作について指示を受け、自分名義の銀行口座から首都圏にある金融機関の口座への振り込みを誘導された。不審に思った男性が同日午後、同署に被害届を出した。 市消費生活センターによると、市内では3