WordやExcelに備えられている「マクロ」と呼ばれる簡易的なプログラミング言語で記述されたウイルス。WordやExcelなどで作成されたオフィス文書に組み込まれ、ユーザーが文書を開くとマクロで書かれたウイルスコードが自動実行されるという仕組みになっている。マクロウイルスが実行されると、他の文書へ感染を広げたり、文書を一見わからないように改ざんしたりする。そのウイルスに使われているマクロ言語をサポートしたアプリケーションがあれば、OSやCPUを問わずに活動できるという特徴がある。代表的なマクロウイルスに「Merissa(メリッサ)」や「laroux(ラルー)」がある。