新宿から小田急ロマンスカーで約1時間30分。開湯から1,200年もの歴史を刻む箱根湯本温泉(はこねゆもとおんせん)。今回ご紹介するのは、清らかな流れを見せる早川(はやかわ)のほとり、箱根の玄関口・箱根湯本駅から歩いて 5分ほどのところに建つ、ひなびた風情の ますとみ旅館。いかにも老舗のたたずまいです。 大正14年(1925年)に創業したますとみ旅館。初代館主の増次(ますじ)さんと女将の富美(とみ)さんの名前を合わせて宿の名に。以来、箱根塔ノ沢(とうのさわ)に通じる旭橋(あさひばし)のたもとで、行き交う旅人に親しまれてきました。 暖簾(のれん)をくぐると昔ながらの土間。古きよき時代の温泉宿の趣を今に伝えています。館内はどこか懐かしく温かみを感じさせます。 昔ながらの温泉旅館の雰囲気を残しつつ、お部屋は快適な空間にリニューアルされています。客室は全9室。和室・洋室・和洋室。露天風呂付き客室もあ