3月の手紙の冒頭文を例文とともに解説します。◇季語を使った書き出し◇季語を使わない時候の挨拶文◇結びの言葉……を私的文書・ビジネス文章の二種類に分けて、それぞれの文例を紹介していきます。 手紙の冒頭文は、ビジネス文書の場合は、そのまま型どおりの文例を使えば間違いありませんが、私的な手紙の場合は、書き出し文例をそのまま使うと、どうしても温かみに欠ける文章になってしまいます。そこで、ひと手間加えるだけで相手の心に響く冒頭文の書き方も紹介します。 それでは以下、順を追って3月の手紙の冒頭文について解説していきます。 3月の季語を使った時候の挨拶 3月の季語の読み方ですが、たとえば「早春の候」は「そうしゅんのこう」と読みます。以下、早春(そうしゅん)軽暖(けいだん)浅春(せんしゅん)春暖(しゅんだん)春分(しゅんぶん)陽春(ようしゅん)春色(しゅんしょく)弥生(やよい)萌芽(ほうが)迎梅(げいばい