NTTドコモは7日、関西地方で携帯電話の音声通話ができなくなる通信障害が発生したと発表した。 通信障害は今期8度目。 1月に総務省から行政指導を受け、通信障害対策に乗り出していたが、設備・運用面で根本的な体制の見直しが急務となる。 スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の契約者獲得競争でもドコモはソフトバンクやKDDIに競り負け、 苦戦を強いられている。 通信障害は7日午後2時1分に発生し、約40分間続いた。 工事の際に通話に使うための音声交換機に不具合が起きたのが原因という。予備の設備に切り替えることで復旧した。 対象地域は大阪府、京都府、和歌山県、兵庫県、滋賀県、奈良県の全域と広範囲で、数百万人に影響が出たもよう。 ■グループ足かせ これまでの障害は主にスマホの急増に伴うデータ通信の能力不足が原因だったが、今回と1月27日に東北地方で起きた障害は音声系の設備が原因で、「もぐらたたき」