「ズートピア」を見た。 結果、少々がっかりしてしまった。「理性」と「野性」というキーワードが引っかかってしまった。(地元には吹替版しかないのでオリジナルの表現は確認できていないけども) 社会差別、偏見モノのストーリーとして見ればよかったのかもしれない。 トランスジェンダーのガゼルが、作中でカリスマ的シンボルとなっているところを見るに、制作陣の意図として設定されたテーマは「一見ユートピアに見える中に残る差別偏見とのたたかい」みたいなやつだと思うよ。 私は理性/野性で読んだので批判的ですが。 ○理性と野性 作中には「理性/野性」という対立軸が存在していた。 (理性/野性とも、理性/本能ともいえる。英語だと「savage」が使われているらしい。「野蛮」だ。) ・・・・・・・「理性による野性の淘汰」をこの時代にわざわざやります? いつの近代人だよ。 残念だったのは、「理性」「野性」の判断基準が恣意
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