中学時代は「キッスこそ最高の音楽」と信じていた自分ですが、高校に入ってあるラジオ番組を聴いてから「もしかするとそんなことでもないらしい」と信念が揺らぎ始めます。 確かNHKのFMの青森ローカル枠で流れていたと思うのですが、「こんばんは6時です」略して「こん6」と呼ばれていた番組です。水曜だか木曜だかがロックの日で、「では3曲続けて聴いていただきましょう」と言ってかかったのがディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」とレッド・ツェッペリンの「ロックンロール」とクイーンの「ブライトン・ロック」でした。すかさずラジカセの録音ボタンを押してエアチェックしたのは言うまでもありません。 「何だかディープ・パープルのギターソロのほうがキッスよりかっこいいぞ。レッド・ツェッペリンのドラムイントロもクイーンのコーラスもキッスにはないものだ」とショックを受けたのでした。風呂に入る時もエアチックしたこのカセット
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